6月から始まったすいか組「赤しそプロジェクト」。小さな小さな赤しその種から育て始め、約3カ月後の先日、運動会で終わりを迎えました。
目を細めないと見えないくらい小さな種をプランターにまき、小さな芽を発見して大喜びした子ども達。「あっ、少し大きくなってる」「今日も水を飲ませてあげよう」と毎日愛情をこめてお世話をしました。(水をあげよう…じゃなくて水を飲ませようという表現が最高!)
大きく育った赤しその収穫の日。「こんなに大きく育ってくれてありがとう」「いい匂いだね」と言いながら丁寧に葉っぱを摘み取りました。1袋158円で購入した小さな小さな種が大きなザル1杯分に生長したことに子ども達も担任も驚き&喜び。植物の生長って面白いし不思議だね。
さあ、いよいよ赤しそ染めが始まります。さらし布に模様を付けるために輪ゴムで縛ります。「手がヒリヒリするな」「染め物って大変なんだね」と作業をしながらぶつぶつ語り合い、友だちと一緒にがんばりました。(本当に手が痛くなりました。指先を赤くして一生懸命がんばったもんね)
さあ、鍋に赤しそを投入!(この鍋、2つ分ありました)コンロでグツグツ煮込むと、赤しその匂いが保育室いっぱいになりました。「いい匂い」「くさい」「梅干しのにおいじゃない?」「ちょっと気持ちわるい匂いだな(←笑えましたね)」と様々な感想があがるあがる。
「これなーんだ」「あっ、酢だ!」「酢豚に使うやつでしょ」赤しその煮汁に酢を入れると化学反応で色が変わるので、子ども達とその変化を楽しみました。「うわあ」「色が変わった」「茶色から紫色に変化した」と大興奮の子ども達。(子どもたちの表情をお見せしたいくらいです)
煮汁を濾して、いざ布を投入!
真剣な表情だったね!
午睡明けまで赤しそ汁のお風呂に布を入れたままにし、午後のおやつを食べた後に絞りました。色が定着する為にみょうばん液にも浸しました。
鍋から出したピンク色の布を見て子どもたちは大喜び。「きれいに染まったね」「早くお母さんに見せたい」
そして、完成した布は可愛らしくデコレーションをし、運動会の万国旗として10月2日空を泳ぎました。子ども達のがんばりを空から見守ってくれたのでしょうね。
こうして、数カ月に及ぶ赤しそプロジェクトは完了しました。植物の生長の変化や、植物がもたらす力など、子ども達なりに感じることが多かったように思います。
さあ、次はどんな楽しいことをしようかな。みんなで考えようね!!