子育てQ&A

人見知りが激しくて困ってしまいます。
人見知りはだいたい7ヶ月~8ヶ月ごろの子どもに多く見られ、いつも接する人と会ったことのない人の区別がつくようになり、自分を守ってくれる人への信頼が生まれてきた証拠です。人見知りをして泣いている子どもをよく観ると、警戒心から一度は顔をそむけますが、親しい人がその人と話をしたりしていると、怖いものでも見るように、じっとその相手を見つめる時があります。それは、親しい人以外の人への関心があるという姿を表します。すなわち、人見知りは安心できる人を安全基地として、人間関係を広げていく時期に見られる姿なのです。基本的信頼の獲得のために大切な時期と捉え、優しい眼差しで子どもの心に寄り添ってあげることが大切です。

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夜泣きが多く困っています。
夜泣きの原因は睡眠サイクルの未熟さや日中の記憶が刺激となり、何らかの夢を見ている状態に、夜泣きをすると考えられています。
夜泣きをした時の関わりポイント
①まずは、抱っこで優しく揺らし泣いている赤ちゃんを安心させてあげましょう。その時、優しく言葉をかけてあげることも大切ですね。
②母乳やミルクを与えてお腹をいっぱいにしてあげると、また眠りに付くことがあります。
③何をしても泣きやんでくれない時は、思い切って外に連れ出し、心地よい夜風に当たったり、 車で近所をドライブしたりして気分転換を図るものいいでしょう。
夜泣きはずっと続くものではありません。家族で協力し合いながら、その時期を上手くのりきれるといいですね。

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イヤイヤが激しくて困っています。
なんでも自分でやってみたい年頃です。時間がかかりますが、 子どもの気持ちを受け止めて待ってあげましょう。 上手くできたら一緒に喜んで褒めてあげることで、受け入れられた実感を持つことができます。 時期が過ぎればイヤイヤも少なくなってきますよ。

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寝る時に指しゃぶりをします。やめさせた方がいいですか?
寝る時の指しゃぶりは、安心して眠りに付く為の仕草です。 お気に入りのタオルやぬいぐるみを持って眠るようなもの。 3歳くらいまでには自然にしなくなりますので、無理に止めさせなくても大丈夫です。

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最近、大人が着る服を選んで渡すと「イヤだ」と言って着ようとぜず、 床に寝そべって大泣きします。朝の忙しい時間だと特に大変です。
朝の忙しい時間に「イヤ」と大泣きされたり、 「自分で」「もっと」などの反発ともとらえられる言葉や行動が増えると困ってしまいますよね。 ですが、それは順調に自我が育ってきた表れでもあります。 子どもの「イヤ」に対して無理やりさせようとしたり、 「イヤ」をそのまま受け入れて放っておくのではなく、 落ち着くのを待ったり、子どもに「どれが着たい?」と選ばせるようにすることで、 自ら選んで決める力が育っていきます。朝が大変な時は、前日の夜に着る服を一緒に選んでみるのもいいかもしれませんね。

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言葉づかいが悪くなってきました。
まねっこが大好きな3歳児。大人の使っている言葉やテレビ番組、 お兄ちゃんお姉ちゃんの言葉に影響を受けやすい時期でもあります。 言葉の善し悪しが分からず使っていることが多いので、 その都度「言われると悲しいな」「その言葉は嫌だな」などと正しい言葉の使い方、 美しい日本語を大人がお手本となり示してあげると良いでしょう。

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家では甘えたりあそんでほしがったりします。受けとめてあげたい気持ちはあるりますが、 帰宅後は忙しく十分にこたえてあげられません。そんな時、どうしたらよいでしょうか?
疲れて帰宅、直後にせがまれると「ちょっと待って」と言いたい気持ちになりますね。 子どもたちは、家に帰ってホッとしてお父さん・お母さんたちに甘えたい気持ちが出る時間ですよね。
それぞれの要求が少しずつちがっていて、うまくつながらない訳ですね。
そんなとき!帰宅し一息つく時間を「〇〇してからね」や「時計の針が〇〇になったらあそべるからね」 とはっきりと目当てがわかる約束をすれば納得してくれると思いますよ。
感情をぶつけて納得させるのではなく、親の気持ちや要求を言葉にして伝えていくことで、 子どもも泣いて物事を解決する方法より、話を聞いて自己をコントロールできるようになる事が好ましいですね。
ただし、子どもとした約束は必ず守るという努力も必要です。「あそんであげる」よりも一緒にあそびを楽しめたらいいですね。

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友だちと仲良くあそべているか心配です。
この時期は友だちの存在がとても重要です。 同じ目的に向かって活動したり、お互いが自分のやらなければならないことや、 きまりを守ることの必要性が分かってきて、共通のイメージを持って遊んだりすることもできるようになります。 その中で、自分と相手との欲求のぶつかり合いやけんかが起きる事もありますが、 自分たちで解決しようとするようになってくる時期です。お互いに相手を許したり、 認めたりする社会生活に必要な基本的な能力を身につけるようになり、 仲間の中の一人としての自覚や自信が持てるようになります。 安心して友だちと思いを伝えあいながら関われるように一人ひとりの思いを受けとめたり 仲立ちとなってあそびが盛り上がるようにしています。

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赤ちゃんとどんな遊びをしたらいいですか。
乳児の運動発達に必要な環境と関わり方について
①「寝返り」の頃:仰向けからうつ伏せに寝返りをします。少し離れた所に玩具を置いて音を鳴らすと、前に進もうとします。
②「お座り」の頃:座りはじめの赤ちゃんは、クッションなどを置き、安全面に注意しましょう。 機嫌良く座っていても自分で体勢を変えられないので、座らせたままにしないようにします。
③「はいはい」の頃:腕や脚、腹筋を使って「這う」ようになります。床に物を置かないスペースを広くとり、 一緒に「まてまて遊び」「トンネル遊び」などをして「這う」楽しさを味わいます。 足の指先で床を蹴るため、裸足で過ごします。滑り台の斜面やマットの段差遊びに発展することで、手足や腰の筋肉を鍛えます。
④「つかまり立ち」の頃:手の届く場所につかまります。 環境面では角を覆うなど安全対策が必要です。また、椅子や箱などを押すようになりますので、 安定感のある手作りの手押し車や段ボール箱などがあるとよいでしょう。
⑤「伝い歩き」から「自立歩行」の頃:ベットの柵やロッカーなどで歩くことを繰り返すうちに、 何もないところから一人で立ち上がり、一歩を踏み歩くようになります。 子どもが大人の手を持って自分のペースで歩くようにしたいものです。 また、指先を使った探索活動も盛んになります。探索意欲を満たす遊びを工夫しましょう。

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乳児の歯みがきはいつから始めるといいですか?
歯が1本でも生えてきたら歯みがきの習慣をつけましょう。 赤ちゃんは歯みがきというより、乾いたガーゼやコットンなどで歯を拭いたり、 少量の湯冷ましを飲ませるようにします。また、歯みがきも大切ですが、 甘味の強い食事を与えないよう気をつけ、薄味で素材を生かした食事を心がけましょう。 1歳前後からは、歯ぶらしを使って磨いてあげ、この頃から食べたら磨く習慣をつけていってください。

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トイレットトレーニングの開始時期は?
おしっこやウンチを教えられるようになったり、 排泄機能が整う2歳を過ぎた頃から2時間以上濡れていないのを目安にスタートするといいと思います。

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保育園でお友達を噛んでしまいました。どうして噛んでしまったのか悩んでいます。
1歳前後になると、思い通りに行かなくなると噛んでしまうことがあります。 友達同士の関わりが出てくるこの時期は、気持ちを言葉にしてうまく伝えられないため、 噛み付いたり手が出てしまうことが多いのです。 言葉が発達して仲間と関わる経験を重ねていくと収まっていきますので、 発達の通過点ととらえて欲しいと思います。 噛んでしまった理由を汲み取り、気持ちを受け止めながらも、噛まれた相手は痛かったのだよということをきちんと伝えていくことが大切です。

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便秘になることが多いのですが、日ごろから気をつけた方が良いことはありますか?
まずは生活のリズムを整えることが大切です。 出来るだけ早寝早起きを心がけ、朝ごはんを食べることで、胃や腸も元気に働きやすくなります。 また、食物繊維や水分をたっぷりとり、散歩や戸外で遊ぶなど体を動かすことで、排便がスムーズになります。

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毎日寝るのが遅くなります。早く寝せるポイントは?
“寝る子は育つ”と言われるように、子どもにとって睡眠はとても大切です。 十分に眠ることが出来ないと、疲れやすくなったり、食欲がわかなかったり、 元気が出ないことがあります。またイライラしてしまったり、昼間ぼーっとしてしまうこともあります。 子ども達の心や体は眠っている時に成長します。出来るだけ大人のペースにならないようにすることが大切ですね。
☆眠りに誘うアドバイス
1.出来るだけ体を動かしてたっぷりと遊ぶ。(晴れの日は外で)
2.夜は静かで暗い部屋で眠る。
3.お風呂→パジャマ→歯磨き→絵本を見る→おやすみなさい・・・などの流れを作る
※早く寝れば早く起きられる。早く起きればご飯をしっかり食べられる。 しっかり食べれば元気に遊べる。元気に遊べばぐっすり眠れる…というリズムができてきます。 リズムが出来ると人間は一定の時間になると眠くなるものです。初めは大変ですが、挑戦してみて下さいね!

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同い年の子と比べて言葉が遅いことが気になります。
言葉を覚えて話すことは個人差がとても大きいです。 特に耳が聞こえづらいなどの身体に気になる点がないのであれば、言葉に触れる機会を増やして、 いっぱいお子さんに語りかけたり、スキンシップを多く持ちながら関わっていきましょう。 また、言葉を無理に言わせたり、言い間違えても否定せず、 「そうね、~ね」など、子どもの思いを大人が代弁してあげることが大切です。 ゆっくりと成長している姿を受け止めて、お子さんとのコミュニケーションを楽しんでくださいね。

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なかなかオムツがはずれません。
幼児期は膀胱が小さく、たくさんの量をためておけません。 大きさが安定してくるのは4,5歳くらい。夜間の尿の量が減るのは6,7歳くらいと言われています。
“ちびり”や“おもらし”には膀胱の未発達や個人差が関係します。 成長するにしたがって、次第に夜のおしっこも少なくなってきますが、幼児期にはよくみられます。 「恥と誇り」の感情が育つ年齢なので、失敗したと感じると泣いたり、 癇癪を起こしたりします。この年齢の恥の感情は意欲を育てるうえで障害となりますので、 おもらしをしても叱らないようにしましょう。「ひとりでやりたい」気持ちを大切に「出来た!」 という喜びを感じられる声かけをしてみてはいかがでしょう。

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箸が上手にもてません。どうしたら持てるようになりますか?
指先が器用に使えるまでは、スプーン・フォークと併用し、 五本の指が安定した持ち方になるまで焦らずに進めていきましょう。 (早く持たせてしまうと変な持ち方を覚えて修正が難しくなる場合もあります)
(指先トレーニング)
・スプーンを使って物をすくって遊ぶ(すくい持ち、ペン持ち)
・クレヨンやマーカーを使ってのお絵かき(ペン持ち)
・箸でスポンジつかみ
・ハサミを使ってみる
※焦って早く持たせると変な持ち方を覚えて修正が難しくなる場合があります。

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テレビを見続けるのは、子どもの発達に好ましくないと聞きました。テレビとの付き合い方を教えてください。
テレビを見せないに越したことはありませんが、約束を決めることで上手にテレビを活用していきましょう。
『テレビはつけっぱなしにせず、見たら消しましょう。』
『ビデオは続けて反復視聴しないこと。』
テレビからの音は機械の音。どんなに人間がしゃべっていても機械の音なのです。 生の音、肉声だったり生活音だったり、自然の音だったり・・・ そんな生の音にたくさん触れて、生の言葉を覚えた子どもは素敵だと思いませんか?
食事中はテレビをつけないで、家族だんらんの時間を大切にしましょう。

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就学に向けて、どんなことを家庭で行なえばいいですか?字を教えた方がいいですか?
まずは生活リズムを整えましょう。夜型の生活ではなく早寝早起きをし、 朝食を食べ登校することで授業に集中する事ができます。突然やるのではなく、 早い時期からリズムを作ってあげるといいですね。文字は、小学校の授業等で学んでいきますが、 生活の中で文字に親しむ機会(絵本等)を大事にしてあげたいですね。

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母乳で育てているのですが、保育園入園後はミルクで・・・と考えています。入園前に準備しておくことはありますか?
保育園では、冷凍母乳もお預かりしています。 しかし乳首に慣れるまで時間がかかりますので、スムーズにミルクに移行できるようもし、 1日の授乳のうち1回くらい哺乳瓶を使ってミルクを飲む練習をしておくといいかもしれませんね。

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離乳食を与えようとすると怒って泣くことがあります。どうしたらいいでしょうか?
おなかが空きすぎて、早く空腹を満たして欲しいという思いで泣くことがあります。 先におっぱいやミルクを少し飲ませて落ち着いてから与えてみましょう。 眠いなど、機嫌が悪い時には食べたがらないものなので、生活のリズムを見直して、 機嫌のいい時間帯に食べさせてみるところから始めてみましょう。

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食事の時スプーンやフォークを使わず、手づかみ食べになってしまい困っています。
無理にスプーンを使わせようとしたり、手づかみはダメと注意してしまうと 食べる意欲が無くなってしまいます。手の動きが育つにしたがって、 スプーンは上手に使えるようになりますので、焦らずに食べたい意欲を大切にして、楽しい雰囲気の中で食事できるといいですね。

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野菜をなかなか食べてくれません。
歯がきちんと生えそろうまでは、硬いお肉や野菜など上手く噛み切れず、口に入れても出してしまったり、 飲み込めなかったり丸飲みになったりしてしまいます。1歳のうちは柔らかく調理したり、 細かく刻んで好きな料理に入れたりすると食べ易くなると思います。かわいい絵の付いた食器を使うと、 食べ終わった時に喜ぶと思います。そのときに「きれいに食べたね」と褒めてあげると、達成感を味わえると思います。

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食べたくないものは全く食べません、どうしたらいいですか?
せっかく作ったものの喜んでもらえないと悲しくなってしまいますよね。 そして食べないメニューなら子どもには出さなくなりがちです。 しかし子ども達は大好きな大人の食べる姿を見ていますので、 家族でテーブルを囲んで一緒に食べることが何より大切です。 また、楽しい経験が『食べてみよう』という気持ちに繋がることもあるので、下記のことを取り入れてみることも良いかもしれませんよ。
☆楽しく食べるポイント
・たくさん遊んだ後に食べる ・おいしそうに食べてみせる  ・苦手な食べ物に少しでも興味を見せたり食べようとしたら褒める  ・子どもと一緒に料理して食べてみる ・野菜など一緒に育て調理する など
※食べないからといって無理やり食べさせてしまうと悪い記憶が残ってしまい、 かえって逆効果となることがあります。大きくなると自然と食べられるようになることもあるので、おおらかな気持ちで構えましょう!

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食事に集中できず、注意しても食べながら立ち歩いたり遊んでしまいます。食事のマナーを教えていきたいのですが・・・
まずテレビをつけながら食べていませんか?テレビからの刺激は大きく、 気が散ってしまいがちなのでテレビは消すようにして下さいね。食事のマナーは、大人がまずは手本を見せ、 正しい食べ方などを知らせていくことが大切です。遊び食べになっているのであれば、 時間を決めて切り上げるメリハリも必要かもしれません。また、テレビは消して、 「あ~ちゃんの好きなお肉入ってるよ!」など、食べ物に興味が向くような楽しい会話を心がけましょう。

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食事のマナーが悪くて、困っています。
マナーに関することは子どもにはその必要性が伝わりにくいものですが、 言っても分からないと諦めることはありません。家族みんなで座って食べていることで、 自然に身につく部分も多いと思います。 生活習慣として大人が手本となって食事中の姿勢を見せることが大切です。 子どもがマナーを守って食べることができた時はたくさん褒めてあげましょう。

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偏食で困っています。どうしたらいいでしょうか?
偏食が目立つ要因として、味覚、嗅覚が発達して 香りや料理の見た目に左右されやすくなってきていることもあるでしょう。 無理強いは禁物です。無理に口に突っ込んだり、「全部キレイに食べなさい」 と強制はしないようにしましょう。たった今は食べられなくても、 いずれ食べられるようになるものです。味見はぜひさせて欲しいと思います。 子どもが嫌がる物も、お母さんが食べるところを見せたり、他の子が美味しそうに食べているのを 見たりすることで興味に繋がります。スプーンの先にちょっとだけ苦手な物や初めての物をのせて 「お母さんは好き」「たべたらおいしいよ」などと上手に誘って褒めながら 食べさせてみると良いかもしれませんね。また、自分たちで栽培してみたり、 ご飯の準備や盛り付けを子どもと一緒に行ってみることも食べる意欲に繋がっていきますよ!

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好き嫌いがあって困っています。どうしたら食べてくれますか?
保育園では、野菜の栽培や栄養士による食育指導を通して食べ物に親しみを持つことで、 嫌いな食べ物も食べてみようとすることがよくあります。自分たちで栽培したり、 調理や盛り付けに関わったことで、嫌いなものも食べてみようとするきっかけになっています。 家庭でも、ご飯の準備や盛り付けを子どもと一緒にしてみませんか。

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箸が正しく持てません。どんな風に教えたらいいですか?
子供は親の背中を見て育つもの。
おとうさん・おかあさんがお手本になって使い方を見せてあげましょう。 スプーンからすぐにお箸は難しいと思うので、 スプーンの持ち方を上からではなく下から持つように伝えてあげ、 それが上手になればお箸と段階をつけるといいと思いますよ。 食事を楽しみながら、箸の持ち方も一緒に教えていってくださいね。

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たびたび、熱をだしたり、風邪をひいたりします。うちの子どもは身体が弱いのでしょうか?
子どもは丈夫な大人になるために病気をするといいます。人間は最初から丈夫なわけではなく、 いろいろな病気をして、免疫をつけていき、次第に病気にかかりにくくなるのです。 ある程度、病気になるのは普通のことです。ここで気をつけなければならないのは、 病気を悪化させてしまわないこと。体調が悪いときにはゆっくり休養をとる、 しっかり治るまで無理をさせない、十分に休養をとることが大事です。 また、病気予防も大切で、規則正しい生活を送り、栄養のバランスのとれた食事を心がけましょう。

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予防接種はしたほうがいいのでしょうか?
あまり聞かない病気なのでかからないのではないかと思うかもしれませんが、 大勢の人が予防接種をしているので罹らないのです。 予防接種で定められている病気は重いものです。 予防接種をしていれば100パーセント罹らないということはないのですが、 罹っても比較的、症状が軽く済むようです。スケジュールを立てて忘れずにうけるようにしましょう。 有料の予防接種についてもかかりつけの医師と相談してみましょう。

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熱があるときのホームケアを教えてください。
寒気がするときには、暖め、暑いときには、掛け物を薄くします。 頭を冷やしたほうが気持ちいいと感じるときには、頭を冷やして子どもの気持ちのいい環境にします。 こまめに水分補給を行い、汗をかいたら身体を拭き、着替えさせます。 食事は無理じいさせず、口あたりのいいものを与えます。 熱を下げるには、頭を冷やすよりも、わきの下や股の付け根を冷やしたほうが、効果があります。 解熱剤は病気そのものを治す薬ではないので、熱があっても、苦しそうでなければ使用しないほうがいいです。 熱は病気と闘っている証拠なので薬で下げてしまうと、かえって病気を長引かせてしまうことにもなります。

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加工食品について
レトルト食品、カップ麺、スナック菓子などは、味が濃くうまみ調味料が添加され、 噛まなくても口の中に味が広がります。このような加工食品に慣れてしまうと噛まない習慣が身につき、 野菜などいろいろなものが食べられなくなってしまうので注意しましょう。

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地産地消を知っていますか?
地域の食材を地域で食べるという考え方で、季節のものを大切にしたり、 広い意味では国産のものを食べることにもなります。新鮮なものはおいしくて栄養価も高く、 輸送や栽培時に余分なエネルギーもいらないため、環境にやさしいライフスタイルにもつながります。 保育園の畑での野菜作りも、小さな地産地消です。

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野菜の代わりに野菜ジュースを飲ませても、効果は同じ?
市販の野菜ジュースの大半は、野菜よりも栄養素の含有量が少ないことがわかっています。 また、野菜はかむことによって消化吸収が促進されたり、脳が刺激されるなどの効果がありますが、 ジュースはそのような効果が期待できません。野菜ジュースは野菜の代わりとしてではなく、食生活の補助的なものとして考えましょう。

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トクホとは?
正式には「特定保健用食品」というものです。トクホとは、体の調子を整え、 健康の維持・増進に役立つことが科学的に証明された食品のことです。 トクホの審査は国(厚生労働省)がおこなっていますが、その審査はとても厳しく、 体によいとされる成分のメカニズムを多くの実証実験によって検証しなければなりません。 それだけに、トクホと証明された食品は、安心して摂取することができます。 また、厚生労働省から、具体的な健康への効果を表示することが許可されています。 例えば、「おなかの調子を整える食品」「血圧が高めの方に適した食品」 「コレステロールが気になる方に適した食品」などです。 トクホのマークとともにパッケージに表示されているので、自分や家族に必要なものを選び、 日ごろの食生活に安心して取り入れることができるというメリットもあるのです。

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サプリメントについて
サプリメントとは、錠剤、カプセル等の形をした栄養補助食品(薬ではありません)で、 野菜などに含まれるビタミン、ミネラルなどを手軽に摂ることができます。 しかし、サプリメントだけ摂ればいいという訳ではありません。 人間は噛むことにより消化酵素の分泌を促し、栄養素を消化吸収しやすくします。 特に、食物繊維などは野菜ジュースやサプリメントで摂ることは難しいです。 サプリメントに頼るのではなく、野菜中心のバランスの良い食事を基本にし、 サプリメントはその食事で不足した栄養素を補う目的で摂るのが良いでしょう。

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栄養が足りているか?
栄養がたりないかどうかは、子どもを見て判断するのが一番です。 元気に遊べているなら「生きるために必要な栄養」は摂れている証拠です。 人の体はすごく巧妙な調節システムが備わっていて、 あまり好ましくない食事であっても何十年も続かなければ、 大きな問題はおこりません。

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